消費者金融の融資の金利の上限

 消費者金融は、個人に対して限度額が50万円の小口の融資を主におこなっていました。
50万円の貸付を行う場合の利息制限法の上限は18パーセントとなっています。

以前の消費者金融は、貸付の際に出資法の上限である約29パーセントの金利を設定していました。
利息制限法の上限を大きく超えていましたが、出資法の上限を超えていなければ刑事罰には該当しないと認識されていました。
この間の金利のことを、グレーゾーン金利と呼ばれていました。

グレーゾーン金利は、2010年に貸金業法及び出資法が改正された為に撤廃されています。
グレーゾーン金利が撤廃されたことによって、消費者金融は貸付の際の金利を引き下げています。
現在では、消費者金融が貸付の際に設定している金利は、利息制限法の範囲内にとどまっています。
利用する側としては、金利が安くなったという事は、非常に歓迎するべきことだと言えます。
金利が低くなったことによって、返済の負担が軽減されることになったからです。


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