無職での借入の危険性

cul038-s 最近では、過払い金の支払いに追われ、
経営が苦しくなる
金融機関が増加してきました。

特に、大手某金融機関が経営破綻するなど
その苦難の度合いは
深刻なものとなっています。

そのため、各金融機関は経営再建に向け
様々な対策をしています。

その中の一つに融資基準の緩和があります。

これは、いままで借入を行うにあたって
採用していた厳格な基準を少額の融資に限って緩和し、
大量に小口の債権を作成することで、
不良債権や過払い金等による企業のダメージを最小に抑え、
また保有財産を増加させようという政策です。

これにより、
借入に際しての身分保障が緩和され
無職での借入さえ可能になりました。
しかし、その一方で無職での借り入れは
かなりの危険性を有しています。
それは、弁済の困難性です。

たとえ借入ができたとしても、
別にお金をもらったわけではなく、
期限が到来すればそれを返さなければなりません。
そのため、
保有財産が少ないかもしくは安定した収入見込みのない
無職の方が借入をすればたちまち返済が滞り
最悪破産してしまいます。

そのため、条件緩和に伴い無職での借入が
容易になったからといって、
調子に乗って多額の借入をすれば経済的破綻の危険が
生じてしまうことは以前と何も変わっていない
ということです。


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